シビックテック

※2022年にSIG活動を再編いたしました。最新のSIGの構成については、SIG活動をご覧ください。

SIG名称 シビックテック
部会長 赤坂 亮 (日本アイビーエム株式会社)
副部会長 土屋 俊樹 (株式会社ハイマックス)
キーワード Civic(市民の・みんなの), Tech(テクノロジー), 社会価値, 価値協創, オープンデータ, デザイン思考, アイデアソン
活動概要 テクノロジーを活用した社会課題の解決

設立の趣旨

欧米と比較して日本は、生産性向上と国際競争力の強化が課題となっており、大小様々な社会課題も存在しています。
課題解決のために、ITを単なるコストではなく、価値創造の源泉とするトレンドが強まっています。高度な専門知識と豊富な業務実績を有する情報技術者(CITP)には、プロフェッショナルコミュニティ活動を通じた社会価値創造への取組みが期待されています。

シビックテックとは、シビック(Civic、市民の・みんなの)とテック(Tech、テクノロジー)を組み合わせた造語であり米国で提唱された概念です。「テクノロジーを活用し、社会課題を市民自らが解決していこう」という考え方を意味しています。
高度プロフェッショナルであるCITPと、市民がお互いに協創することで社会課題解決に取り組むために、本SIGを設立することになりました。

社会課題解決への取組みの具体的な要素として、オープンデータの利活用を考えています。オープンデータ活用法の施行に合わせ、今後ますます充実されると思われるオープンデータを利活用し、社会課題(特に地域社会課題)解決の方策をシビックテックにて検討します。

また、実際の取組みにあたっては、「デザイン思考」の方法論を取り入れ、CITP自身がデザイン思考を実践しながら学べるように工夫しています。デザイン思考については、慶應大学SDMからの協力を得ながら進めています。今後は同研究室との協創も検討しています。

活動の実績

デザイン思考を流用した地域復興アイデアソン-境界を越えた協働事例-

CITPコミュニティ/社会価値創造分科会の活動として被災地・石巻にて地域の大学とともにシビックテック(オープンデータを用いた地域課題解決アプリのアイデアソン)を実施した。デザイン思考を流用しながら、石巻市役所、NPO、石巻専修大学、慶應義塾大学、石巻日日新聞、市議会議員等のステークホルダを巻き込み、結果として想定以上の成果を得ることができた。その経過は、ソフトウェアジャパン2018で講演予定である。

写真1 2017年10月27日 石巻専修大学でのCITPシンポジウムの様子。東京を中心に全国から十数名のCITPが石巻に集結。

写真2 シビックテック/アイデアソンの説明の様子。真剣なまなざしの大学生達。

写真3 グループワークの様子。CITPも学生達の間に挟まって、学生と同じ目線で議論

写真4 アイデアソン終盤。白熱する議論。

写真5 各グループで成果を発表

SIG参加の特典

本SIGは社会価値創出のために宿泊を伴い地方を訪問することになります。地方の古民家や民宿での温泉や食事は素晴らしく、また非日常の環境で多いに議論して市民やCITP同士で交流を深めることにも大きな意味があると考えています。